こんにちは。岸本葉織です。
心や体がそっと整うようなアートを描いています。

自分の活動を「スピリチュアルアート」と呼んでいますが、それは自分の内側の感覚に耳を澄ませ、本質の声に従って描くアートのことだと感じています。
絵を通して、少しだけ自分に戻る時間が生まれ、違和感やズレに気づき、本質を思い出すきっかけになれたらと思っています。
- 「自分を取り戻す」ことの本当の意味
- 自分自身と再会したあとに訪れる静かな変化
- 日常の中で無理なく「自分軸」を育むための3つの習慣
「毎日忙しく過ごしているけれど、どこか自分の人生を生きている実感がない」
「他人の期待に応えるうちに、自分が何をしたいのか分からなくなってしまった」
そんなふうに、自分自身の輪郭がぼやけてしまう感覚を抱えていませんか?
もし「自分が本当はどうしたいのかわからない」と感じている場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
自分を取り戻すとは、決して「新しい自分」に生まれ変わることや、特別な努力をして素晴らしい人間になることではありません。
それは、日々の思考のノイズに隠れてしまった「本来の自分とのつながり」を、静かに回復していくプロセスです。
この記事では、感覚を取り戻したあとに訪れる変化や、日常の中で自然に自分軸を育んでいくためのステップを、心と体の感覚に寄り添いながらお伝えします。
読み終える頃には、「今のままの自分で、ただ戻っていけばいいんだ」という安心感を感じていただけるはずです。
自分を取り戻すとは?「新しい自分」を作る必要がない理由

- 自己改善ではなく「自己回復」という視点を持つ
- 感覚・気持ち・選択を一致させることが自分軸の正体
「自分を取り戻す」と聞くと、何か新しいスキルを身につけたり、ポジティブな性格に変えたりしなければいけないと思われがちです。
しかし、本来の姿は、付け加えるものではなく、余計なものを脱ぎ捨てた先にあります。
自己改善ではなく「自己回復」という視点
世の中には「もっと努力して、理想の自分になろう」というメッセージが溢れています。
しかし、それは外側の正解に自分を合わせようとする行為です。
自分を取り戻すプロセスは、その真逆。
外側に向けられた意識を、自分の内側、つまり「今、ここにある感覚」へと戻していく「自己回復」の旅なのです。
思考のノイズが強いときは、まず自律神経を整えることも大切です。
自己回復とは:
何かが欠けているから補うのではなく、もともと持っている健やかさや感覚を、覆い被さっているノイズから救い出す作業を指します。
感覚・気持ち・選択の3つがつながっている状態
自分を取り戻せている状態とは、「お腹が空いた(感覚)」「温かいスープが飲みたい(気持ち)」「スープを作る(選択)」というように、自分の内側から湧き出たものが、そのまま行動につながっている状態です。
このシンプルな一致こそが、自分軸の正体です。

私の場合、絵を描くときは頭で考えず、ふと現れるイメージを大切にします。
リラックスしているときに浮かぶその感覚と静かにつながる時間が、本来の自分に戻る瞬間だと感じています。
私の場合、絵を描くときは「こう描こう」と頭で考えて始めることはあまりありません。
まず最初に、イメージや感覚のようなものが内側に浮かんできます。
それは考えて出てくるものではなく、むしろリラックスしているときに、ふと突然現れるものです。
言葉で説明するのは少し難しいのですが、ぼんやりしたイメージというよりも、しっかりした映像のような形で現れることが多いです。
その感覚がしっかり形になるまで、ラフを描きながら少しずつ整えていきます。
そして自分の中でしっくりくる状態になってから、ようやく本格的に描き始めます。
この段階では、まだ意味がはっきりわからないまま、絵の中に入れているモチーフもあります。
描いている時間は、何かを必死に考えているというよりも、そのイメージや感覚と静かにつながっているような時間です。
私は、この感覚が「本来の自分」と、そしてモチーフとつながっている状態に近いのではないかと感じています。
特別なことをしているわけではありません。
思考が少し静かになり、自分の内側の感覚に耳を澄ませているだけです。
そしてその感覚は、絵を描くときだけでなく、日常の小さな場面でも感じることができます。
「なんとなくこっちが心地いい」
「理由はないけれど、この色が好き」
そんな小さな感覚に気づき、それを大切にしていくことが、本来の自分とのつながりを取り戻していくことにつながるのだと思います。
自分を見失っているサイン
自分を見失っているとき、人ははっきりとした「異常」を感じるわけではありません。
むしろ、次のような小さな違和感として現れることが多いです。
- 何を選んでもしっくりこない
- やりたいことが分からない
- 周りに合わせることが増えて疲れやすい
- 本音より「〜すべき」で行動している
こうした状態は、何かが壊れているわけではありません。
ただ少しだけ、自分の感覚とのつながりが弱くなっている状態です。
自分を取り戻すとは、この感覚をもう一度思い出していくプロセスとも言えるでしょう。
感覚が戻ったあとのステップ|自分自身との再会が始まる

- 思考のノイズが静まり、本音が聞こえ始める
- 自分自身の感情をジャッジせずに受け入れられるようになる
思考のノイズが静まり、五感が開き始めると、人はどのように「自分」を感じるようになっていくのでしょうか。
それは、劇的な変化ではなく、雪解けのように静かな変化です。
思考のノイズが静まったあとに聴こえてくる「小さな声」
これまで「〜すべき」という思考にかき消されていた、自分自身の小さな本音が聴こえるようになります。
それは言葉というよりも、「なんだか嫌だな」「これは心地いいな」という、体の奥から湧き上がるかすかな反応です。
微細な「違和感」と「心地よさ」をジャッジせずに受け取る
「こんなことを思ってはいけない」とジャッジするのをやめて、ただ「今、そう感じているんだね」と受け入れること。
この自分への許可が、自分との信頼関係を再び築く第一歩となります。
ネガティブな感情を無理にポジティブへ変換しようとするのは逆効果です。まずは「そう感じている事実」をそのまま認めることが大切です。

私自身、「思考のノイズが静まり、感覚が戻る」という体験をしたとき、とても印象的な感覚がありました。
それまでの私は、どこか狭くて暗い部屋の中にいるような感覚で生きていたように思います。
外の世界はあるはずなのに、自分の視界はその部屋の中だけで、その枠の中で必死に物事を考えたり、悩んだりしていました。
でもあるとき、ふっと力が抜けた瞬間に、その部屋の枠のようなものが外れたような感覚がありました。
突然何かが変わったというよりも、もともと広かった世界に、ただ気づいたような感覚です。
それまで私は、
「自分はあまり重要ではない存在なんじゃないか」
「誰かの人生の脇役のようなものなんじゃないか」
そんな気持ちをどこかで持っていたように思います。
でもそのとき、ふと 「自分の人生の中心は自分なんだ」という、とてもシンプルなことに気づきました。
自分の現実は、あらかじめ決められているものでも、誰かによって与えられているものでもなく、自分の感じ方や意識を映し出している鏡のようなものなのだと感じました。
そう気づいたとき、それまで張りつめていた体の力がすっと抜けて、呼吸も深くなり、世界が少し広く感じられるようになりました。
それは劇的な出来事ではありません。
でも確かに、自分の感覚に戻った瞬間だったと感じています。
自分を取り戻す方法|日常で本来の自分とのつながりを回復する習慣

- 「快・不快」の直感で小さな選択をする
- 5分間の「空白の時間」を作る
- 五感(色・音・香)を味わう
自分を取り戻すための練習は、すべて日常の中にあります。
大きな決断をする前に、まずは小さな「私へのYES」を積み重ねていきましょう。
こうした小さな選択を続けていくことが、自分軸を育てることにもつながります。
1. 「快・不快」の直感に従って、その日の小さな選択をする
今日飲む飲み物、身につける靴下の手触り。
そんな些細なことを「なんとなく」ではなく「今の感覚」で選んでみます。自分の感覚に責任を持つことが、自分軸の根っこを育てます。
2. 誰の役にも立とうとしない「空白の時間」を5分だけ作る
私たちは常に「生産的であること」を求められます。
あえて「何もしない」「誰の役にも立たない」時間を自分に許すと、役割(母、妻、仕事人など)から離れた、ただの自分が顔を出します。
空白の時間とは:
スマホも見ず、家事もせず、ただぼーっと窓の外を眺めたり、自分の鼓動を感じたりする「生産性ゼロ」の豊かな時間を指します。
3. 言葉にならない「五感の刺激(色・音・香)」を味わう
思考で考えすぎる前に、五感で世界を捉え直します。
好きな色の絵の具を混ぜる、風の音を聞く、肌に触れる布の質感を味わう。
これらはすべて、自分という「器」に戻るための儀式です。

日常の小さな習慣が、思考から感覚へと戻るきっかけになります。
少し引いた視点で自分を眺めたり、絵を描く時間を持ったり、それぞれに合ったやり方があると思うので、いろいろと試してみて、自分が良いと感じる方法でやってみてください。
- 少しだけ自分を引いた位置から眺めてみる
何か出来事が起きたとき、すぐに反応するのではなく、少しだけ一歩引いた視点から自分や状況を見てみます。
すると、不思議と感情に飲み込まれにくくなり、出来事を落ち着いて受け止められるようになります。
- 絵を描く時間を持つ
絵を描いているときは、自然と自分の内側の感覚に意識が戻ります。
考えすぎていた思考が静まり、自分の感覚やエネルギーとつながりやすくなる時間です。 - 出来事を「ただ起きていること」として受け取る
何かが起きたとき、「これはただ起きている出来事なんだな」と一度受け止めてみます。
そうすると、必要以上に自分を責めたり、出来事に振り回されたりすることが少なくなります。
- 静かな場所で自分の感覚を感じる時間を持つ
ほんの数分でもいいので、静かな時間を作り、自分の呼吸や体の感覚に意識を向けます。
そうすると、頭の中のノイズが少しずつ静まり、本来の自分の感覚に戻りやすくなります。
こうした小さな習慣は、特別なことではありません。
ただ少しだけ、意識を「思考」から「感覚」に戻すきっかけになります。
自分軸が育っていくプロセスのなかで起こる「心地よい変化」

- 内面的な葛藤が減り、疲れにくくなる
- 他者との間に適切な境界線が引けるようになる
本来の自分とのつながりが深まってくると、外側の世界との関わり方も自然と変わっていきます。
葛藤によるエネルギー漏れが止まり、疲れにくくなる
「やりたいけれど、やってはいけない」といった内側の葛藤が減るため、無駄なエネルギーを使わなくなります。
本来の自分のエネルギー(波動)がスムーズに流れるようになり、日々の疲れ方が変わるのを実感するでしょう。
無理に合わせなくても、周囲との間に「安心な境界線」ができる
自分軸がしっかりしてくると、他人の感情を自分のものとして引き受けすぎることがなくなります。
それは冷たさではなく、お互いを尊重するための「心地よい境界線」です。

自分軸を育てるとは、大きな柱が凛と立つ感じや、大きな木が一本まっすぐそびえ立っているような、そんなイメージをすると良いかもしれません。
あなたのしっくりくるイメージが正解です。
自分を取り戻すことは、「自分軸」を育てていくことにもつながります。
ただここでいう自立とは、すべてを一人で抱えて生きていくことではありません。
例えば主婦として家庭を支えている人でも、仕事をしている人でも、その役割が問題なのではなく、内面の中心がどこにあるかが大切なのだと思います。
私は、自分の立ち位置を自分軸に戻すとき、一本の大きな木のようなイメージが浮かびます。
地面にしっかり根を張り、静かにまっすぐ立っている木です。
木は周りの環境と調和して生きていますが、他の木に支えられて立っているわけではありません。
風が吹いても、周囲の環境が変わっても、自分の根で立っています。
私にとって「自分軸」とは、この木のような状態に近いものだと感じています。
自分を取り戻していくと、無理に周囲に合わせたり、誰かの感情を背負いすぎたりすることが少なくなります。
それは壁を作ることではなく、自分の中心がはっきりしてくることで、自然と心地よい境界線が生まれる状態です。
一本の木が自分の場所で静かに立っているように、自分の中心に戻ることで、周囲と無理なく調和できるようになるのだと思います。
【FAQ】自分を取り戻す旅の途中で迷ったときのQ&A
揺らぎや罪悪感を感じたときに、心を整えるためのQ&Aです。
Q:以前の「他人軸」に戻りそうで不安になったときは?
A:揺り戻しが起きるのは、あなたが変化している証拠です。
「あ、今また他人軸になりそうだったな」と気づくだけで十分です。
気づくたびに、何度でも深呼吸をして自分の体感覚に戻ってきましょう。
Q:自分の気持ちを優先することに罪悪感がある場合は?
A:あなたが満たされているとき、その穏やかな波動は周囲にも伝播します。
自分を大切にすることは、結果として周囲に最高のエネルギーを手向けることにつながります。
Q:どれくらいの期間で「自分」を取り戻せるの?
A:これは「達成」ではなく「お付き合い」です。
一生をかけて、自分という親友と仲良くなっていくようなもの。
焦らず、今日この瞬間の「心地よさ」を大切にしてください。
Q:1歩引いた客観的視点が難しいです。
A:「客観的に見よう」と思うほど、かえって頭で考えすぎてしまうこともあります。
そんなときは、無理に分析しようとしなくても大丈夫です。
例えば、自分の人生をゲームの中のアバターを見ているような感覚で少しだけ眺めてみるイメージを持ってみてください。
自分は後ろから、アバター視点で現実を見ているような感覚です。
今起きている出来事を「今こんなイベントが起きているんだな」と少し離れた視点から見てみるだけでも、感情に巻き込まれにくくなります。
最初からうまくできなくても大丈夫です。
ほんの少しでも視点が広がると、それだけで心の余白が生まれていきます。
まとめ|自分を取り戻すことは、最も静かで優しい安らぎへの帰還

- 「自分を取り戻す」とは、本来の自分とのつながりを回復する旅
- 日々の小さな「YES」の積み重ねが自分軸を育てる
- 焦らず、今この瞬間の感覚を大切にする
自分を取り戻す旅は、どこか遠くへ行くことではありません。
今、ここで感じている「温かさ」や「重み」の中に、あなたがずっと探していた答えがあります。
今日から、小さなことで構いません。
あなたの感覚が「YES」と言う方を選んでみてください。
その積み重ねが、やがて太い自分軸となり、あなたらしい人生を鮮やかに彩っていくはずです。

自分の中にはすでにその感覚がちゃんとあります。
飲みたいものや目にとまった色など、今日一つだけ自分の感覚で選んでみてください。
焦らず、少しずつ思い出していきましょう。
自分を取り戻すというのは、どこか遠くにある答えを探しに行くことではありません。
もともと自分の中にあった感覚を、少しずつ思い出していくようなものだと思います。
もしよければ、今日一つだけでいいので自分の感覚で何かを選んでみてください。
飲みたい飲み物、
歩きたい道、
目にとまった色。
そんな小さな選択を自分の感覚で決めることが、本来の自分を取り戻す一歩になるかもしれません。
あなたの中には、すでにその感覚がちゃんとあります。
焦らず、少しずつ思い出していけば大丈夫です。












