こんにちは。岸本葉織です。
心や体がそっと整うようなアートを描いています。

自分の活動を「スピリチュアルアート」と呼んでいますが、それは特別な力を意味するものではありません。
違和感やズレに気づき、本質を思い出すきっかけになれたらと思っています。
この記事では、自律神経を整えるための基本習慣と、考えすぎから抜けて感覚を取り戻すためのヒントを紹介します。
「しっかり休んでいるはずなのに、疲れが取れない」
「小さなことでイライラしたり、落ち込んだりしてしまう」
そんな風に感じるのは、あなたの努力が足りないからではなく、自律神経が「常にオン」の状態になっているからかもしれません。
この記事では、難しい医学用語は最小限に、日常の中で無理なく自律神経を整える習慣をご紹介します。
ちょっとした生活の工夫や、自分の感覚に意識を向けることが、自律神経を整えるきっかけになることがあります。
単なる健康法としてだけでなく、「考えすぎている自分」から「感じている自分」へ戻るためのヒントとして、ぜひ読み進めてみてください。
そもそも自律神経とは?心と体のリズム

- 自律神経の基本的な仕組み(アクセルとブレーキ)
- 自分の体が今出している「疲れ」のサイン
- 自律神経が乱れると、心と体に何が起きるのか
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、24時間休まずに心臓や呼吸、消化などをコントロールしてくれているシステムです。
- □ 朝起きても疲れている
- □ 呼吸が浅い
- □ 常に考えごとをしている
- □ 夜になっても頭が止まらない
もし2つ以上当てはまる場合は、体が「休みたい」とサインを出している可能性があります。
交感神経と副交感神経の仕組み
自律神経には、車に例えると「アクセル」と「ブレーキ」のような2つの役割があります。
- 交感神経(アクセル): 活動・緊張・ストレス時に働く
- 副交感神経(ブレーキ): 休息・リラックス・修復時に働く
この2つのバランスが、状況に合わせてスムーズに入れ替わることが「整っている」状態です。
自律神経は自分の意思で動かすことはできませんが、唯一「呼吸」を通して間接的に働きかけることが可能です。
なぜ「なんとなく不調」が続くのか?乱れのサインに気づく
現代生活では、スマホの普及やストレスにより、アクセル(交感神経)ばかりが踏まれ続けています。
朝起きた瞬間からスマホを見て、仕事や人間関係のことを考え続ける。
そんな状態が続くと、体は休むタイミングを失ってしまいます。
ブレーキが効かなくなると、以下のようなサインが現れます。
- 寝つきが悪く、眠りが浅い
- 肩こりや頭痛が慢性化している
- 胃腸の調子がすっきりしない
- 気分の浮き沈みが激しくなる
以前、特別な理由があるわけでもないのに、朝起きた瞬間から体が重く感じる時期がありました。
しっかり寝ているはずなのに疲れが取れていないような感覚があり、なんとなくすべてが嫌なような気持ちになる。
でも、はっきりした原因があるわけでもない。
今思うと、その頃はずっと頭の中で考え続けていて、体の感覚にほとんど気づけていなかったのだと思います。
体が「少し休ませて」と静かにサインを出していたのだと思います。
私の場合は、食べられない、眠れない、何もしていない時間が怖いと感じるほどまで、自分の状態を放置してしまいました。
日常の中で特別な出来事がなくても、体が落ち着かず、その場にじっとしていられないような感覚になることもありました。
今振り返ると、体はずっと「もう限界だよ」とサインを出していたのだと思います。
その状態から回復するまでには時間がかかりましたが、もっと早い段階で気づけていれば、ここまで大きく崩れる前に整えられたのではないかとも感じています。
自律神経の乱れは、ある日突然大きく崩れるものではなく、少しずつ積み重なっていくものです。
だからこそ、体が出している小さなサインに、早めに気づいてあげることがとても大切だと思っています。

朝起きた時の体の重さは、心が「これ以上頑張れないよ」と伝えてくれている大切なサインだったんだな、と今は感じています。
第1章のポイント
- 自律神経は「活動」と「休息」のバランス
- 現代人は「アクセル」を押しすぎる傾向がある
- 原因不明の体のだるさは、自律神経からの重要なサイン
頑張りすぎが原因?現代人の自律神経を乱す「考えすぎ」の正体

- 脳の疲労が自律神経に与える影響
- 「考えすぎ」が体に引き起こす物理的な変化
- 思考優位の状態から抜け出すための気づき
自律神経を乱す最大の要因は、実は外側のストレスだけでなく、私たちの「思考」にもあります。
情報過多で脳が休まらない「常にオン」の状態
私たちは1日に、江戸時代の人が一生かけて得る以上の情報に触れていると言われています。
SNSやニュースを眺めているだけで、脳は常に「分析」と「判断」を繰り返し、休む暇がありません。
無意識の力み|体の声を無視して「まだ大丈夫」と強いていないか
「まだ頑張れる」「これくらい普通だ」と頭で考えるほど、体は緊張し、呼吸は浅くなります。
この「思考による体の支配」が、自律神経を疲弊させる大きな原因です。
「もっと効率よく」「もっと頑張らなきゃ」という焦りは、交感神経を過剰に刺激し、自律神経をより疲れさせてしまいます。
以前の私は、いつも深くネガティブな方向に考えてしまう癖がありました。
「こうなったらどうしよう」という考えが頭の中で止まらない。
気づかないうちに神経をすり減らしてしまっていたのだと思います。
その頃は、喉が詰まる感じや、息苦しさ、肩こり、歯を食いしばってしまうなど、体にもいろいろな反応が出ていました。
体が「少し力を抜いてほしい」と伝えてくれていたサインだったのだと思います。
考え続けている間、体は休むタイミングを失い、自律神経も緊張したままになってしまうのです。

無意識に奥歯を噛み締めている自分に気づいた時、あぁ、私こんなに緊張して生きていたんだな、と驚いたことがあります。
日常で無理なく実践できる、自律神経を整える3つの基本習慣

- 腸内環境を整えて心を安定させる食事のコツ
- 副交感神経を優位にする入浴と睡眠のポイント
- 5秒でできる、呼吸を使ったリセット術
自律神経を整えるために、まずは「物理的な入り口」からアプローチしてみましょう。
【食事】腸内環境を整えて内側からリズムを作る
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの多くは腸で作られます。腸内環境を整えることは、心の安定に直結します。
- 発酵食品を摂る: 味噌、納豆、ヨーグルトなど
- 食物繊維を意識: 野菜、きのこ、海藻類
- 白湯を飲む: 内臓を温めることで副交感神経を優位に
【入浴・睡眠】夜のスイッチをスムーズに切り替える
「夜はブレーキをかける時間」と脳に教えることが大切です。
- 39〜40度のお風呂: 15分ほど浸かると副交感神経が優位になります。
- 寝る1時間前のスマホ断食: ブルーライトは脳を「朝だ」と勘違いさせます。
【呼吸】今すぐできる、自分を「今ここ」に繋ぎ止める
呼吸は、自律神経を自分でコントロールできる唯一の方法です。
- 鼻から4秒かけて吸う
- 口から8秒かけて、細く長く吐き出す(吐く方を長くするのがポイント)
私が体を整えたいと感じた時によく取り入れているのが、温かい飲み物をゆっくり飲む時間です。
あえて手を止めて、温かさや香りを感じながら飲むだけでも、少しずつ体の力が抜けていくのを感じます。
特別なことをする必要はなく、自分が「ほっとする」と感じるものを選ぶだけでも十分です。
そうして体の感覚に意識を向ける時間が、頭の中の考えごとを少し静かにしてくれることがあります。

湯気を見つめているだけで、少しずつ呼吸が深くなっていく。
そんな「何もしない時間」を、1日数分だけでも自分に許してあげてみてください。
ノンカフェインの飲み物は、交感神経を刺激せずに内臓を温めてくれるため、夜のリラックスタイムに最適です。
思考から「感覚」へ|自分を取り戻すための具体的なアプローチ

- 五感を使って脳のスイッチを切る方法
- 「自分を雑に扱わない」ことの重要性
- 感覚を取り戻すことで広がる世界の変化
習慣が整ってきたら、次は「意識の向け先」を変えていきましょう。
頭の中の「声」から離れ、五感に意識を向ける時間を持つ
「明日の仕事どうしよう」という思考が止まらない時は、あえて五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に全集中してみます。
- 今、足の裏が地面に触れている感覚は?
- 遠くから聞こえる音の種類は?
- 空気の温度は?
これだけで、脳の使いすぎにブレーキをかけることができます。
小さな違和感を逃さない「自分を雑に扱わない」練習
「お腹が空いたけれど、この作業を終わらせてから」
「トイレに行きたいけれど、キリが悪いから」
という小さな我慢の積み重ねが、自分を置き去りにします。
小さな欲求を叶えてあげることは、自律神経を整える第一歩です。
私はずっと、自分の感覚を無視し続けて生きていました。
そのことさえ、まったく気づかないままに。
ですが体を壊してから、少しずつ自分の感覚を大切にするようになり、今までどれだけ自分をないがしろにしてきたのかを思い知りました。
それまで私は、「自分は誰かに大切にされない」と思っていました。
でも、本当は自分を大切にしていなかったのは自分自身だったのです。
自分を大切にしないのに、誰かに大切にしてもらいたいなんて、今思えばおかしな話だな、とその頃は思わず笑ってしまいました。
自分の感覚に意識を向けるようになってから、あんなに狭く息苦しく感じていた世界が、少しずつ広がり始めました。
木や木漏れ日、草が風に揺れる音。
そんなものが自然と目や耳に入ってくるようになり、「世界ってこんなに広かったのか」と思いながら、空を見上げて過ごす時間も増えています。

「自分を大切にする」って、まずは自分の小さな生理的な欲求にすぐ答えてあげること。そこからすべてが始まりました。
整った先に待っているもの|本来の自分と創作のエネルギー

- 自律神経と「意欲」の深い関係
- 創作が心に与える癒やしのサイクル
- 完璧さを手放して、自分らしく表現すること
自律神経が整い、心に「余白」ができると、少しずつ「何か作りたい」という気持ちが自然と湧いてくることがあります。
心に余白ができると、内側の「やりたい」が自然に湧いてくる
疲れ切っている時は「何かをしたい」という意欲さえ湧きません。
実際に、絵を描くことは脳の働きにも変化をもたらすと言われています。
研究データをもとにした詳しい解説はこちらの記事で紹介しています。
▶ 絵を描く脳の変化とは?45分でストレス軽減、大人の感性を取り戻す
でも、整ってくると「あ、これを描いてみたい」という、本来の自分らしいエネルギーが戻ってきます。
表現すること、作ることが自分をさらに癒やし、整えていく
創作は特別なことではありません。
料理の盛り付けを工夫する、手紙を書く、色を塗る。
そんな小さな表現活動自体が、さらに心を整える良循環を生んでくれます。
私にとって、何かを描く時間は「感覚に戻る時間」のひとつです。
実際に、絵を見ることや描くことが自律神経にどのような影響を与えるのかについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶ 自律神経を整える絵の力!1分の鑑賞と描く習慣で心身をリセットする
立派な作品を描こうとするのではなく、ほんの落書きや色を置くだけのこともあります。
「うまく描くこと」よりも、ただ手を動かすことの方が大切な場合もあります。
絵を描くことで心が整う理由や、気軽に始める方法についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶ 自律神経を整える「絵を描く」習慣!心の疲れを癒やす、簡単な始め方
でも、手を動かしていると、頭の中のぐるぐるした考えが少しずつ静かになっていきます。
私にとって整えるということは、自分の感覚に少しだけ意識を向けてあげること。
その延長に、描くことや作ることが自然と生まれてくることもあります。

上手い下手を気にせず、ただ今の感覚を紙に乗せていく。
その作業自体が、私の自律神経を優しくなだめてくれるんです。
自律神経の整え方に関するよくある質問(FAQ)
まとめ:焦らず、少しずつ「本来の自分」に戻っていく
- 自律神経の乱れは「頑張りすぎ」のサイン
- 思考(考えすぎ)から離れて、五感(感覚)を大切にする
- 食事・睡眠・呼吸の小さな工夫が、自分を取り戻す土台になる
- 心に余白ができれば、自分らしい表現が自然に湧いてくる
自律神経を整えることは、自分を「正しい状態」に矯正することではありません。
頑張りすぎて外側に向いてしまった意識を、そっと自分の内側に戻してあげることです。
完璧を目指さなくて大丈夫。
まずは「今、自分は疲れているな」と気づくことから始めてみませんか。
自律神経を整えるためには、まず自分の感覚に気づくことから始まります。












