こんにちは。岸本葉織です。
心や体がそっと整うようなアートを描いています。

自分の活動を「スピリチュアルアート」と呼んでいますが、それは特別な力を意味するものではありません。
違和感やズレに気づき、本質を思い出すきっかけになれたらと思っています。
「なんだか最近、疲れが取れない」「夜、考えごとをして眠れない」……。そんな自律神経の乱れを感じていませんか?
実は、ペンや筆を持って「絵を描く」という行為には、乱れた自律神経のスイッチを切り替え、心を深いリラックス状態へ導く力があることがわかってきています。
特別な才能や技術は必要ありません。
ただ紙に向かうだけで、驚くほど心が軽くなる瞬間があります。
この記事では、なぜ絵を描くことが自律神経に良い影響を与えるのか、その理由と初心者でも今日から始められる具体的なメソッドを詳しく解説します。
読み終える頃には、あなたもきっと「ちょっと描いてみようかな」と前向きな気持ちになれるはずです。
なぜ「絵を描く」ことで、自律神経が整いやすくなるのか?
- 脳のモードを「論理」から「感性」へ切り替える仕組み
- 没頭することで得られる「マインドフルネス効果」
- 色彩と指先の動きが心に与える良い影響
日々の生活で「論理的思考」や「計画」を司る左脳ばかりを使いすぎると、自律神経のバランスは崩れやすくなります。
絵を描くという行為は、直感や感情を司る「右脳」を刺激し、心身のバランスを保つのに役立ちます。
1. 脳のモードを切り替え、論理から「感性のリラックス」へ
私たちは普段、言葉や数字、時間に追われて生活しています。
絵を描き始めると、言葉を介さない「色や形」の世界に没入するため、過剰に働いていた脳のスイッチがオフになり、リラックスを促す副交感神経が優位になりやすくなります。
副交感神経とは: 睡眠時やリラックスしている時に働く神経。消化を助けたり、呼吸を深くしたりして、心身を「修復・休息」モードにします
2. 「マインドフルネス」に近い没頭状態が心にゆとりを生む
目の前の線や色に集中する状態は、瞑想と同じ「マインドフルネス」の効果があると言われています。
雑念が消え、今この瞬間に意識が向くことで、ストレスによって高ぶった神経が静かに落ち着いていきます。
3. 色彩が持つ心理的な癒やしと、指先を動かす心地よさ
「青を見て落ち着く」「黄色を見て元気になる」といった色彩心理の効果に加え、指先を動かすことは脳への適度な刺激となり、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌をサポートしてくれます。

PC作業で肩が上がり、呼吸が浅くなっているとき、たった5分鉛筆を持つだけで不思議と息がゆっくり深くなっていくんです。
私にとって描くことは、「無理に整えようとしなくても、整っていく時間」です。
また、「描く」だけでなく、「見る」ことで整うアートについても、別の記事で紹介しています。
見ることで整うアートについて(後日公開)

「上手く描かなきゃ」は不要!自分を癒やすための心の持ち方
- 「結果」より「過程」を大切にする
- 評価を完全に手放す自分だけの時間を作る
- 完璧主義を捨てて、自由な表現を許容する
自律神経を整えるためのアートで、最も大切なのは「結果」ではなく「過程」です。
上手な絵を描くことが目的になってしまうと、逆にストレスを感じて交感神経が高まってしまいます。
「上手くなるために描く」のではなく、「整えるために描く」という考え方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
整えるために描くという考え方
評価を気にしない「自分だけの時間」を確保する重要性
誰かに見せるためではなく、自分のためだけに描く。
そう決めることで、心の検閲が外れ、本当の感情が解放されます。落書きの延長で良いのです。
完璧主義を捨てると、自然と呼吸が深くなりやすくなる
「まっすぐ線を引かなきゃ」「はみ出さないようにしなきゃ」という思いを一度手放してみましょう。
不揃いな線や色の重なりこそが、今のあなたの写し鏡であり、それを肯定することが深い癒やしに繋がります。
「きれいに仕上げないと」というプレッシャーは交感神経を刺激し、逆に肩こりや緊張を招く原因になるので注意しましょう。

最初は私も「ちゃんと描こう」と必死で、逆に疲れていました。
「ぐちゃぐちゃでいい」と決めた瞬間、描くことが“努力”から“回復”に変わったんです。
そして不思議なのですが、発見はいつも「ちゃんと描こう」としている時ではなく、何気なく落書きをしている時に生まれます。
「あれ?これいいな」「あとで作品に使えそう」と感じる瞬間は、力を抜いている時の方が圧倒的に多いのです。
後から見返したときに「あ、これ使える」と思うこともよくあります。
整える時間は、創造性を閉じるのではなく、むしろ開いてくれる時間なのだと感じています。

初心者でも今日からできる!おすすめの「描く」メソッド3選
- ゼンタングル:ペン一本で模様を繰り返す
- 大人の塗り絵:色の癒やしを直感的に味わう
- 質感を楽しむ:色鉛筆やパステルの触感に集中する
道具を揃えるのが大変……と感じる必要はありません。まずは身近なものから始めてみましょう。
1. 思考をリセットする「ゼンタングル(無心で描く線画)」
簡単なパターン(模様)を繰り返し描く手法です。
正解がなく、失敗もありません。
同じ動作を繰り返すことで、脳がトランス状態のような深いリラックスに入ります。
ゼンタングル: 2004年にアメリカで考案された、誰でも楽しめるアート。ペン一本で幾何学的な模様を積み重ねていくのが特徴です。
2. 色彩の癒やしを直感的に取り入れる「大人の塗り絵」
「何を描けばいいかわからない」という方には塗り絵が最適です。
あらかじめ用意された枠の中に色を乗せていくだけで、達成感と色彩による癒やしを同時に得られます。
3. 触覚から整える「色鉛筆やパステルの柔らかな質感」
紙に色が乗る時の「シャカシャカ」という音や、パステルの柔らかい粉の感触など、五感を刺激することで、より高いリフレッシュ効果が期待できます。

私は普通のHBの鉛筆の「濃淡の変化」や、紙の「ざらっとした感触」に意識を向けます。
道具は“触れていて安心できるかどうか”で選んでみてくださいね。
Haoriのおすすめ画材:
特にゼンタングルに挑戦するなら、「サクラクレパス・ピグマ」のペンが描きやすくてお気に入りです。

私が実際に日常で使っている画材です。
ゼンタングルにはピグマペンを、気分転換には色鉛筆を使い分けています。
【体験談】1日15分の描く習慣で感じた、心身の体感的な変化
- 夜の寝つきがスムーズになった
- 日中のイライラが「まあいいか」に変わった
- アナログならではの深い呼吸を実感
始めたきっかけは、夜に眠れなくなったことでした。
頭がずっと働き続け、布団に入っても思考が止まらない日々。
そこで、寝る前に15分だけ、その日の気分の色を塗る時間を作りました。

2週間続けた頃、寝つきが良くなり、イライラしても切り替えが早くなりました。
描いている間は、時間の感覚が薄れて「今」だけに集中できるんです。
- デジタル:便利だが、つい「綺麗に仕上げよう」と意識してしまう。
- アナログ:紙の音や感触があり、不完全なままでも許される感覚が強い。

実際に、夜や朝の静かな時間に私が描いているスケッチの一部です。
完成させることよりも、その日の呼吸を感じることを大切にしています。
逆効果に注意!無理なく継続するために意識したいポイント
絵を描くことは医療行為ではありません。自律神経の乱れが深刻な場合や体調が優れない時は、無理をせず専門機関に相談してください。
凝りすぎ・頑張りすぎが「新たなストレス」にならないために
100点を目指さないことが継続の秘訣です。
「今日は疲れているから、丸を3個描くだけで終わり」という日があっても構いません。
モチベーションに頼らず、ライフスタイルに自然に組み込むコツ
「夜寝る前の10分」「コーヒーを飲む時」など、既存の習慣とセットにすると無理なく続けられます。
道具を出しっぱなしにしておくのも一つの手です。

疲れている日は無理に描かない。それもまた、自分を大切にする「整えるための選択」です。

まとめ:絵を描くことは、自分をいたわるセルフケアの第一歩
絵を描くことは、言葉にならない感情を吐き出し、乱れた神経をそっと整えてくれる、優しくて力強いツールです。
上手い下手は脇に置いて、ただ「今、この色が好き」「この線を引くと気持ちいい」という感覚を大切にしてみてください。
その積み重ねが、あなたの自律神経を整え、穏やかな毎日を取り戻すきっかけになるはずです。

もし今、少し心がざわついているなら、真っ白な紙に一本だけゆっくり線を引いてみてください。
その一歩が、あなたを「考えすぎ」から解放してくれるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
- [ ] 呼吸が浅い、または時々止まっている気がする
- [ ] 寝る直前までスマホを見てしまい、目が冴えている
- [ ] 小さなことでイライラしやすくなった
- [ ] 常に「次に何をすべきか」を考えて焦っている
- [ ] 趣味の時間が全く取れていない











