こんにちは。岸本葉織です。
見るたびに心が整い、自分らしさを思い出せるようなアートを描いています。

私にとってスピリチュアルアートとは、自分の内側の感覚に耳を澄ませ、本質の声に従って描く作品です。
そうして生まれた作品は、ズレや違和感に気づき、内面を整え、自分らしさを思い出していく力を持つものだと感じています。
「サレンダー」という言葉を聞いたことはありますか?
スピリチュアルの世界ではよく出てくる言葉ですが、最初はちょっとわかりにくいですよね。
私も最初に聞いた時は、「サレンダー?カレンダー?ダレンダ??」🤔と、頭の中で「?」マークがぐるぐるしました(笑)
英語では「降参する」「明け渡す」という意味がありますが、スピリチュアルでいうサレンダーは、ただ諦めることではありません。
サレンダーとは、無理にコントロールしようとするのをやめて、宇宙の流れや本来の自分を信頼することです。
簡単に言うと、「もう自分だけで何とかしようとしなくていい」「最善の流れに任せてみる」ということです。
でも、これが最初は本当に難しいんですよね。
「任せるって何?」「何もしないってこと?」「それで本当に大丈夫なの?」
そう思う方もいると思います。この記事では、サレンダーの意味や、手放しとの違い、日常での実践の仕方を、できるだけわかりやすくお話しします。
サレンダーとは?スピリチュアルでの意味

サレンダーとは、コントロールを手放し、宇宙の流れや本来の自分の力を信頼することです。
「こうならなければいけない」「この形で叶わなければ意味がない」「自分で全部どうにかしなければいけない」。そうやって握りしめている力を、少しずつゆるめていくこと。それがサレンダーです。
サレンダーは、「諦めること」ではありません。
願いを諦めるのではなく、願いが叶う形やタイミングを、自分の小さな頭で決めつけないこと。ここ、かなり大事です。
私たちはどうしても、「こうなれば幸せ」「この人じゃないとダメ」「この方法じゃないと無理」「このタイミングで叶わないと困る」と思ってしまいます。
でも、それは実は、自分で可能性を狭めてしまっていることもあるんです。
サレンダーとは、その狭めた枠を外して、「私にとって最善の形で進んでいく」と信頼することです。
私がサレンダーの意味を実感した体験
私は以前、体を壊すまで、ずっと「私がなんとかしなければ」と思って生きていました。
現実を思い通りに動かそうと、必死に握りしめていたんです。でも、頑張るほど空回りして、物事はなかなか進みませんでした。
そして精神的にも身体的にも限界を迎えた時、「もうどうにもできない」と、お手上げ状態になりました。
ところが、お手上げになった瞬間から、少しずつ苦しさが離れていき、穏やかな流れに戻っていくような感覚がありました。
後になって気づいたのは、流れが止まっていたのではなく、私自身が「どうにかしなきゃ」と握りしめて、流れをせき止めていたということです。
これが、私にとってのサレンダーの原体験です。ただ、最初から意図してできたわけではなく、限界まで握りしめて、ようやく手を離せたというのが正直なところです。
サレンダーは「何もしないこと」ではない
「じゃあ、何もしなくていいの?」「全部宇宙に丸投げすればいいの?」
そう思うかもしれませんが、サレンダーは何もしないことではありません。
自分にできることはする。でも、その結果を無理にコントロールしようとしない。これがサレンダーです。
たとえば、気になる人からの返事を待っている時で見てみましょう。
「この人から返事が来ないと終わり」と思い、何度もスマホを確認する。返事が来ないことばかり考えて、今日やるべきことが手につかない。
自分の気持ちは素直に伝えた。あとは「私にとって最善の形で進む」と信頼して、目の前の自分の時間を過ごす。返事が来ても来なくても、大丈夫だと思えている。
やっている行動は同じでも、握りしめているかどうかで、心の状態がまったく違います。
「願うこと」と「執着すること」は似ているようで、まったく違います。願いは軽く、執着は重い。
執着が強くなると、「叶っていない現実」に意識が向き続けます。すると、その不足感の周波数を出し続けることになるので、かえって流れが止まりやすくなります。
だからサレンダーでは、願いを持ちながらも、その願いの形やタイミングを宇宙に委ねていくのです。
サレンダーと手放しの違い
サレンダーと「手放し」はとても近い言葉ですが、少しだけニュアンスが違います。
手放しは、不要な感情や執着を解放すること。サレンダーは、その手放した先で、宇宙の流れを信頼することです。
手放しが「握っていたものを置くこと」だとしたら、サレンダーは「置いたあと、ちゃんと最善の流れが起こると信頼すること」です。
つまり、サレンダーには「信頼」が含まれています。ただ手を離すだけではなく、「もう大丈夫」「最善の方向へ進んでいる」「私が全部コントロールしなくてもいい」と、深いところでゆるんでいくことです。
手放しの意味ややり方については、こちらの記事で詳しく書いています。
なぜサレンダーすると流れが変わるのか
スピリチュアルでは、現実は自分の内側の投影だと考えます。
現実が内面の投影であることについては、こちらの記事で詳しく書いています。
不安を握っている時は、不安になる現実に意識が向きやすくなります。「どうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」「絶対に失敗できない」。そう思っている時、私たちは現実を良くしようとしているようで、実は不安の周波数を出し続けています。
サレンダーは、その不安の周波数をゆるめることです。「私は最善の流れに乗っている」「必要なことは必要なタイミングで起こる」「今できることをして、あとは委ねる」。そういう意識に戻ると、心が軽くなります。
心が軽くなると、見える世界も変わります。
今まで見えていなかった選択肢に気づいたり、思わぬ助けが入ったり、自然な流れで物事が進み始めたりします。人からの助けを受け取りやすくなり、ふとした直感にも気づきやすくなります。
これが、サレンダーによって流れが変わる理由です。
そして、サレンダーは本来の自分に戻ることでもあります。
エゴの不安やコントロールから少し離れて、本来の自分の感覚に戻る。そうすると、必要な流れに乗りやすくなっていきます。
サレンダーが難しい理由と注意点
サレンダーは、言葉だけ聞くと簡単そうですが、実際にやろうとするとかなり難しいです。
なぜなら、私たちはずっと「頑張らないといけない」「自分で何とかしないといけない」「結果を出さないと価値がない」「失敗したら終わり」という意識で生きてきたからです。
だから急に「流れに任せましょう」と言われても、「え?任せたら大変なことにならない?」と思ってしまう。それは自然な反応です。サレンダーできない自分を責めなくて大丈夫です。
気をつけたいのは、「サレンダーしなきゃ!」と焦ることです。これもまた、執着になってしまいます。
「任せたいけど怖い」「信頼したいけど不安」「手放したいけど握ってしまう」。まずは、そう思っている自分に気づくこと。そこからで大丈夫です。

「サレンダーしなきゃ!」と頑張りすぎると、それもまた執着になってしまう。ちょっとややこしいですよね(笑)でも本当にそうなんです。
私も、今でも握りしめてしまうことはあります。でも、そのたびに「あ、また握ってた」と気づけばいいんです。サレンダーは頑張ってするものではなく、少しずつ力を抜いていくもの。完璧にできなくて大丈夫!
サレンダーのやり方
では、サレンダーはどうやって実践すればいいのでしょうか。難しいワークをしなくても、日常の中で少しずつ練習できます。
まずは、自分が何に執着しているのかに気づくことです。
「この人に認められたい」「この仕事で成功しなければいけない」「お金がこれだけないと安心できない」「この願いがこの形で叶わないと嫌だ」。こういう思いが出てきた時は、何かを強く握りしめているサインです。
大事なのは、責めないこと。「あ、私はこれを握っていたんだな」と気づくだけで大丈夫です。気づけた時点で、もう少し距離ができています。
執着しているものに気づいたら、「本当にこの形でないとダメ?」「もっと良い形で叶う可能性はない?」「私が想像できない方法で進む可能性はない?」と、自分に聞いてみます。
たとえば、お金がほしい時。「来月までにこの方法でこれだけ入らないと困る」と決めてしまうと、その方法以外の豊かさを受け取りにくくなります。でも、「必要なお金が、必要な形で入ってくる」とゆるめると、別の形のサポートや流れが入ってくることがあります。
宇宙や人生の流れは、私たちが思っているよりずっと自由です。自分の頭で考えた方法だけに限定しなくていいんです。

本当は、自分が願っている以上のことが起こる可能性もあるんです。
でも、「この形じゃないとダメ!」と握りしめていると、その想像を超える流れを止めてしまうことがあります。もったいないですよね。
サレンダーで大切なのは、「今ここ」に戻ることです。
「どうなるんだろう」「失敗したらどうしよう」「あの人はどう思っているんだろう」。未来や外側に意識が散っている時ほど、不安は大きくなります。
そんな時は、今できることに戻ります。目の前の作業をする、部屋を整える、お茶を飲む、深呼吸する、体の感覚に意識を向ける、絵を描く、好きなことをする。小さなことで大丈夫です。今に戻ることで、散っていた意識が自分の内側に戻ってきます。
思考がぐるぐるしてしまう時は、こちらの記事も参考になると思います。
サレンダーは、ただぼんやり待つことではありません。自分の内側で、意図することが大切です。
「私は最善の形で進んでいます」
「必要なことは必要なタイミングで起こります」
「この願いは、私にとって一番良い形で叶います」
「私は宇宙の流れを信頼します」
このように、自分の中で方向を決めます。そして、そのあとは細かく握りしめすぎない。これがサレンダーです。
サレンダーは本来の自分に戻ること
サレンダーは、ただ願望実現のためのテクニックではありません。本質的には、本来の自分に戻ることです。
私たちは、エゴの不安や思考に巻き込まれると、「早くどうにかしなきゃ」「これがないとダメ」「失敗したら終わり」と、現実をコントロールしようとします。でも、本来の自分はもっと静かで、もっと大きな流れを知っています。
サレンダーとは、その本来の自分の感覚に戻ること。自分の小さな思考で全部決めようとするのをやめて、もっと大きな流れに身を委ねることです。
だからサレンダーは、怖いものではありません。自分を苦しめていた力みをほどいて、本来の流れに戻っていくことです。
本来の自分に戻るための統合ワークについては、こちらの記事で詳しく書いています。
まとめ
サレンダーとは、諦めることではなく、信頼して委ねることです。
願いを捨てるのではなく、願いが叶う形やタイミングを細かく握りしめすぎないこと。自分にできることはする。でも、結果を無理にコントロールしようとしない。これがサレンダーです。
最初は難しく感じて普通です。でも少しずつ、「あ、今握りしめているな」「これは本当にこの形じゃないとダメなのかな」「もっと良い流れがあるかもしれない」と気づいていくことで、心が軽くなっていきます。
サレンダーは、宇宙の流れを信頼すること。そして、本来の自分の流れに戻ることです。
力を抜いて、今できることをして、あとは最善の流れに任せてみる。その先に、自分が想像していた以上の道が開けることもあります。
焦らなくて大丈夫!少しずつ、握っていた手をゆるめていきましょう。

















「流れに任せる」と言われても、最初はかなり怖いと思います。
私も昔は、「任せるって何?それって何もしないってこと?そんなの危なくない?」と思っていました。でも本当は、何もしないことではなく、握りしめすぎている力を抜くことなんですよね。